ABOUT環境パイル工法とは
本工法は、地盤補強材として天然材料である木材を用いたエコロジーな工法で、円柱状に成形した木材またはテーパー状に加工した木材を圧入専用重機にて地盤中に無回転で圧入し、これを地盤補強材として利用する工法です。
古き良き技術を
最新の技術でリメイク
1900年中盤までの日本では、大型の建築物へも、木材を用いた地盤補強が採用されておりました。時代の流れと共に他の材料に置き換えられた木製地盤補強材ですが、新たな研究により証明を行った事で、時代のニーズにマッチングした「環境パイル」として生まれ変わりました。
TYPE工法の種類と適用範囲
TYPE01
円柱(ロータリー)タイプ
木の表皮を剥いたあとロータリー加工をし、形状を安定化しているので的確な設計を可能としています。施工性が高いため1日の打設本数が40本台でも可能です。
- 最大施工深さ
- Ф120mm、Ф140mmは12m
Ф160mm、Ф180mmは6m
最大支持力65.0kN/本
※Ф120は最大支持力50.0kN/本となります。
- 円柱タイプのメリット
-
- 材料径に
バラツキがない - 施工性が高い
- 管理がしやすい
- 先端が固い時、
支持力大
- 材料径に
TYPE02
テーパー状(皮むき)タイプ
テーパータイプの形状は節や凹凸があり摩擦が大きい時に支持力を多く取れます。また材料費も安いので予算に制限のある工事にも無理なく導入ができます。
- 最大施工深さ
- Ф120mm、Ф140mmは12m
Ф160mm、Ф180mmは6m
最大支持力65.0kN/本
- 円柱タイプのメリット
-
- 材料費が安い
- 円柱よりも支持力大
- 設計長が短くなりやすい
- 摩擦が大きい時、
支持力大
環境パイル工法の適用範囲
諸元
呼び径 | Ф120mm・Ф140mm(Ф160mm・Ф180mm) |
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形状 | 円柱(ロータリー)タイプ・テーパー状(皮むき)タイプ |
材質 | すぎ、からまつ、ひのき、とどまつ、べいまつ |
薬剤 | CUAZ(リグノケア LC-350)、ACQ(マイトレック ACQ) |
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規格 | JAS製品もしくはAQ認証品 |
適用地盤
先端地盤 | 粘性土地盤、砂質土地盤(礫質土地盤を含む) |
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周辺地盤 | 粘性土地盤、砂質土地盤 |
地盤補強材間隔
3.0D以上(D:呼び径)
最大施工深さ
Ф120mm・140mmは12m、Ф160mm・180mmは6m
(Ф120mm及びФ140mmに限り不同沈下抑制を目的として、最大で施工深さ18mまで施工可能とする。)
適用構造物
水平力の発生しない構造物
※詳細はお問い合わせください。
STRENGTH環境パイル工法の強み
STRENGTH
01
強み
短工期化で低コスト化
明瞭且つ効率的な施工管理方法を備えたことで、品質を担保したまま短工期化を実現。
STRENGTH
02
強み
高品質
防腐防蟻処理を行う事で、「腐食しない」・「蟻害にあわない」安心安全な補強材をご提供。
JISに基づく耐候試験で60年以上の高耐久を確認。
STRENGTH
03
強み
優れた施工性
小型の専用重機を採用しており、施工時の機動性及び安全性を確保する事が可能。
STRENGTH
04
強み
優れた施工管理方法
第三者証明にて、施工時に設計支持力の1.6~2.0倍(地質・施工条件にて設定)の圧入力を確認する事で品質を証明。
明瞭且つ効率的な施工管理方法を備えることで確実な施工管理体制を実現。
CASE環境パイル工法の提案実績
H-2.0m未満の擁壁、ボックスカルバート、フリューム、水路下、歩道下、等様々な構造物へのご提案を行っております。お問い合わせを頂き、当社担当者よりご案内させてください。
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CASE01
H-2.0m未満の擁壁
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CASE02
ボックスカルバート
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CASE03
フリューム
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CASE04
特記仕様書